基礎代謝の男性・女性の平均はどれくらい?内訳も知っておこう。
痩せる体、太りにくい体を作るために、大きく関わる「基礎代謝」。
基礎代謝がどういったものかを知っておくことはもちろんのこと、自分の基礎代謝量がどれくらいなのかを、計算し知っておくことはとても重要になります。そして、自分の基礎代謝量が、痩せるのに十分なのかも知りたいところですよね。
ここでは、基礎代謝量を計算し、男女別・年齢別のそれの平均と比べ、自分の基礎代謝量が高いのか低いのかを調べてみましょう。
比べることで、ダイエットや筋トレの、目標や目安にもできます。そして、内訳も知り、より基礎代謝についての理解を深め、理想の体を手に入れましょう!
また、基礎代謝がどのようなものか詳しく知りたい方は「基礎代謝とは?計算方法も解説。効率よく痩せるために。」でより詳しく説明してあるので参考にしてみてください。
1.そもそも基礎代謝とは何?自分の基礎代謝量の計算もしておこう。
痩せやすい体を作るには、基礎代謝を上げる必要があります。基礎代謝とは、運動していないときにエネルギー(カロリー)を消費する代謝のことで、代謝の中で最も消費するものです。この基礎代謝が高い人は、運動していなくてもカロリーをそれなりに消費するので、痩せやすいのです。
「なんであの人、運動もあまりしていないのに、あんなに食べても太らないのだろう…?」
という人は、基礎代謝が高く、運動量が比較的少なくても、食べた分のカロリーを消費してくれているので、太りにくいということです。
自分の基礎代謝量は、基礎代謝量 – 高精度計算サイト – Keisan – CASIOで簡単に計算することができます。基礎代謝についての詳細や、活動強度を用いた詳しい計算について知りたい方は、ぜひ「基礎代謝とは?計算方法も解説。効率よく痩せるために。」もご覧ください。
2.男性・女性の基礎代謝の年代別平均値。
自分の基礎代謝量がわかったら、男女別の平均と比較してみましょう。
年齢 | 基礎代謝基準値(kcal/kg/日) | 参照体重(kg) | 基礎代謝量(kcal/日) |
18~29歳 | 23.7 | 64.5 | 1530 |
30~49歳 | 22.5 | 68.1 | 1530 |
50~69歳 | 21.8 | 68.0 | 1480 |
年齢 | 基礎代謝基準値(kcal/kg/日) | 参照体重(kg) | 基礎代謝量(kcal/日) |
18~29歳 | 22.1 | 50.3 | 1110 |
30~49歳 | 21.9 | 53.0 | 1160 |
50~69歳 | 20.7 | 53.8 | 1080 |
基礎代謝基準値とは、基礎代謝を体重で割った量、すなわち体重1kgあたりの基礎代謝量になります。参照体重はその年代の平均体重です。比べてみてどうでしょうか?例えば、35歳男性であれば、平均の基礎代謝量は1530kcalです。体格が日本人離れしていなければ、この数値より高いと比較的、基礎代謝は高いと言えますね。
そして、見て分かる通り性別を問わず、加齢に伴い基礎代謝量(基礎代謝基準値)が低くなっています。これは後ほど詳しく述べますが、年齢を重ねるごとに筋肉量が減ることが主な要因です。
3.基礎代謝の内訳
3-1.基礎代謝の内訳
基礎代謝量の数値は、あくまで体全体がエネルギーをどれだけ消費するかです。しかし、体の部位によって、消費量は大きく異なります。ここで体のどの部位がどれだけ代謝するか、の内訳を示します。
臓器・組織 | 重量(kg) | エネルギー代謝量 | 比率(%) | |
(kcal/kg/日) | (kcal/日) | |||
全身 | 70.0 | 24 | 1700 | 100 |
骨格筋 | 28.0 | 13 | 370 | 22 |
脂肪組織 | 15.0 | 4.5 | 70 | 4 |
肝臓 | 1.8 | 200 | 360 | 21 |
脳 | 1.4 | 240 | 340 | 20 |
心臓 | 0.3 | 440 | 145 | 9 |
腎臓 | 0.3 | 440 | 137 | 8 |
その他 | 23.2 | 12 | 277 | 16 |
この表の注目すべきは、比率(%)です。最も多くを占めるものは22%で、骨格筋(筋肉)です。よって、最も多くエネルギーを消費する部位は、筋肉であるのです。他には、臓器のエネルギー代謝量はとても高いですが、重量が低い上、努力でなんとかなるものではありません。脂肪組織(脂肪)はエネルギー代謝量が筋肉の約1/3と、代謝率(重量あたりの代謝量)が低いです。
先ほど少し説明しましたが、年齢とともに基礎代謝量が低くなるのは、筋肉量が減少し、脂肪が蓄積されていくからです。脂肪の方が代謝率が低いので、結果的に基礎代謝が低下する主な原因となるわけです。
数字を使って説明してきましたが、最も多くの基礎代謝が行われている部位は、筋肉であるとわかりました。
3-2.基礎代謝を上げるには筋トレがいい
痩せる体、太りにくい体を作るためには、基礎代謝を上げることはとても重要です。しかし、どのようにすれば基礎代謝を上げることができるのでしょうか?
先ほど内訳から、基礎代謝で最も多くを占める部位は筋肉と判明しました。つまり、基礎代謝を上げたければ、筋肉を増やせばいいのです。筋肉を増やすためには、そう、筋トレをすればいいのです。
代謝率が高い筋肉を増やし、代謝率が低い脂肪を減らすようにすれば、基礎代謝量を増やすことができ、結果的に痩せやすく太りにくい体を作ることができるのです。
筋トレは体の管理をしながら行う必要があります。そのために「体組成計」を活用することをオススメします。体組成計は体重だけでなく、体脂肪率や筋肉量など、ダイエットや筋トレをするにあたって把握しておきたい数値を教えてくれます。もしお持ちでなければ、「オススメの体重計・体組成計5選!スマホと連携してダイエットの相棒に。」で紹介してますので、ぜひ見てみて下さい。
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まとめ
基礎代謝の平均と、内訳についてを詳しく説明してきました。基礎代謝は筋肉が最も占めるために、筋トレが効果的だとわかりました。理想の体を手に入れるためには、付け焼き刃のような減量ではなく、しっかりと筋肉を増やし、脂肪を減らすことが大切だと、科学的にわかりましたね。
そうとわかれば、筋トレやダイエットを始めていきましょう。筋トレ初心者向けの記事や、基礎代謝を上げる具体的な方法についてまとめた記事もありますので、そちらも参考にしてみてくださいね。
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