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ダイエット停滞期に最適!チートデイのやり方とメリット・デメリット

ダイエットにはいくつもの壁が存在しますが、その壁の1つに停滞期と呼ばれるのが存在します。

ダイエット停滞期に陥ると、今までストンと落ちていた体重が急に落ちなくなってしまい、誰もがダイエットへの喜びを見出しにくくなるものです。

人によっては、そこでダイエットに挫折してしまう場合もありますが、実はこの停滞期はある方法によって打開できます。

その方法こそがチートデイです。

そこでこの記事ではチートデイのやり方とメリット・デメリットについて解説します。

ダイエット停滞期にお悩みの方はこの記事を参考に、チートデイに関する知識を深めていきましょう。

1.そもそもチートデイとは何か?

ダイエット チートデイ

チートデイとはダイエット停滞期を打開するための手法のことで、具体的には「好きなものを好きなだけ食べていい日」を作ることを指します。

そもそも、ダイエットにおける停滞期はホメオスタシス効果と呼ばれる恒常性維持機能によって引き起こされます。

この恒常性維持機能とは、簡単に言ってしまえば身体の環境を常に一定にする機能のことです。

つまり、人体はダイエットというある種の飢餓状態に陥ると、なるべくエネルギーを消費しないように低燃費化してしまうのですね。

この恒常性維持機能が2週間から1ヶ月続く状態がいわゆる停滞期です。

停滞期に陥ると人間の体重はほとんど落ちなくなってしまうのですが、そこでチートデイを取り入れることにより、停滞期を打開するというわけです。

このチートデイには以下の2つのメリットがあります。

  • 身体の代謝を向上させる
  • 辛いダイエットのストレスを軽減してくれる

ここでは、これらのメリットについて、具体的に確認していきましょう。

1-1.身体の代謝を向上させる

チートデイのメリット1つ目は、身体の代謝を向上させることです。

先ほども説明した通り、ダイエット停滞期はホメオスタシス効果が原因となって引き起こされます。

そのため、ダイエット停滞期に陥らないようにするには、身体に「今は飢餓状態ではない」と教える必要があるのですね。

そこで必要になってくるのがチートデイ。これを行うことにより、身体に多くのエネルギーが補給されるため、代謝を向上させられます。

1-2.辛いダイエットのストレスを軽減してくれる

チートデイのメリット2つ目は、辛いダイエットのストレスを軽減してくれることです。

人間の3大欲求に食欲が含まれていることから分かるとおり、ダイエットは大変ストレスが掛かる行為です。

実際に、ダイエットに挫折したことがある方は、食事制限の苦しみがよく理解できるのではないでしょうか?

チートデイはこういった食事制限の苦しみをある程度緩和する効果があります。

確かに、「今は苦しいけど、今週末はチートデイだから好きなものをいっぱい食べよう!」と思えば、辛いダイエットにもある種の希望が見えてきますよね。

また、ダイエットは常に挫折のリスクがつきまとっています。

そのため、チートデイはダイエットのストレス軽減のみならず、ダイエットの継続にも効果がありますよ。

2.チートデイのやり方と頻度

ダイエット チートデイ

チートデイのやり方は非常に簡単。まず、ダイエットの成果が出にくくなった段階で1週間のうち1日だけをチートデイに設定します。

重要なのはダイエット停滞期に入った段階でチートデイを実践すること、1週間のうち1日だけときちんと期間を設定することです。

その後、設定日が来るまでの間いつも通りの減量生活を行い、チートデイが訪れたら思う存分好きなものを食べます。

最初のうちは、食べることに対してどうしても罪悪感が湧いてしまいますが、そもそもチートデイの目的の1つにはストレス発散が挙げられます。

そのため、むしろ「チートデイのためにダイエットをやっている」くらいの意気込みでチートデイを導入してみましょう。

3.チートデイで取り入れるカロリーの目安

ダイエット チートデイ

基本的にチートデイは好きなものを好きなだけ食べていい日とされていますが、よりダイエットを効果的に行いたい場合は、大まかな摂取カロリーを計算しましょう。

ちなみに、チートデイにおける摂取カロリーの計算式は以下の2つが主流です。

  • 体重×40kcal
  • 除脂肪体重×55kcal

例えば、身長170cm、体重70kg、体脂肪率25%の男性の場合は以下のような摂取カロリーになります。

  • 体重×40kcal=70×40=2800kcal
  • 除脂肪体重×55kcal=52.5×55=2887.5kcal

実際にこの計算式にご自分の体重や除脂肪体重を当てはめて計算してみましょう。

もし、ご自分の除脂肪体重が分からない方は大手電機メーカーCASIOが運営するサイト『keisan』の除脂肪量計算機がおすすめですよ。

4.チートデイのデメリット

ダイエット チートデイ

チートデイのデメリットとしては以下の4つが挙げられます。

  • 科学的根拠が薄い
  • そもそも素人ではダイエット停滞期の判断が難しい
  • むくみが発生する恐れがある
  • ダイエットにあわせて摂取する栄養を変更する必要がある

ここでは、これらのデメリットについて具体的に確認していきましょう。

4-1.科学的根拠が薄い

チートデイのデメリット1つ目は、科学的根拠が薄いことです。

確かに、チートデイによって身体の代謝が向上されることは証明されていますが、あくまでそれは一時的なものでしかありません。

つまり、チートデイは短期的に見ればダイエット停滞期の打開案になるものの、長期的に見れば逆効果になりかねないということですね。

その証拠にチートデイで摂取できるカロリーの計算式は非常に曖昧で、その数自体も非常に多いです。

  • 体重×40kcal
  • 除脂肪体重×55kcal
  • 基礎代謝×3倍
  • 減量期の摂取カロリー/日+2500キロカロリー
  • 減量期のカロリー × 2倍kcal以上

こういったところからも、チートデイの科学的根拠の薄さが良く分かるのでないでしょうか?

4-2.そもそも素人ではダイエット停滞期の判断が難しい

チートデイのデメリット2つ目は、そもそも素人ではダイエット停滞期かどうかの判断が難しいことです。

ダイエット中は誰しも「こんな調子で本当に痩せられるのだろうか?」「自分がやっているダイエット法は本当に正しいのだろうか」と疑心暗鬼に陥りがちです。

その結果、「自分はダイエット停滞期に入っている」といった安易な発想に飛びついてしまうのですが、痩せないからと言ってダイエット停滞期に入っているとは限りません。

つまり、自分がダイエット停滞期に入っているかどうかはプロのトレーナーでもない限り、簡単には判断できないわけですね。

4-3.むくみが発生する恐れがある

チートデイのデメリット3つ目は、むくみが発生する恐れがあることです。

実際にチートデイを行った人の意見を調べて見ると、「むくみが発生した」といったコメントを数多く目にします。

それもそのはず、人間の身体は大量の食事を取ると、塩分の過剰摂取によってむくんでしまうからです。

つまり、チートデイを行う以上、身体のむくみはどうしても避けられないというわけですね。

4-4.ダイエットにあわせて摂取する栄養を変更する必要がある

チートデイのデメリット4つ目は、ダイエットにあわせて摂取する栄養を変更する必要があることです。

チートデイの目的の1つに、ダイエット中に不足していた栄養素を補給することが挙げられます。

そのため、その人がどのような食事制限を行っていたかによって、チートデイで摂取すべき栄養は変わってきます。

もちろん、基本的にチートデイは何を食べてもいい日とされていますが、残念ながらそれではエネルギー消費を最小限に抑えることは難しいです。

5.まとめ

この記事ではチートデイのやり方とメリット・デメリットについて解説しました。

チートデイは科学的根拠が薄いとされる一方で、ダイエットに取り組む人への希望にもなっています。

もちろん、Twitterなどにはチートデイの効果を実感する投稿もなされているため、科学的根拠がないからといって、そのやり方を完全に否定することはできません

当然、最初のうちは懐疑的でしょうが、「実際に効果があるのかは分からないけど、ストレス発散になるのは間違いないから試しにやってみようかな」くらいの気持ちで、試験的に導入してみてはいかがでしょうか。