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有名な心理学者まとめ | 唱えた学説も解説!

「有名な心理学者が知りたい」

「心理学の分野で有名な学説を知りたい」

心理学に興味を持っている方なら、このようなこと気になりますよね。

私自身も心理学を学び始めたきっかけは、これらの有名心理学者による学説を知ったことでした。

この記事では、有名な心理学者を知りたいという人向けに学説と共に解説していきます。これを気に心理学に興味を持っていただければ嬉しいです。

アブラハム・マズロー

アブラハム・マズローは心理学の生みの親と呼ばれているアメリカ合衆国の心理学者です。マズローは人間の欲求の階層(マズローの欲求のピラミッド)を主張したことで知られています。

マズローの欲求のピラミッド

マズロー欲求5段階説

マズローの欲求のピラミッドは、人間は自己実現に向かって絶えず成長する生き物であると仮定した場合に人間の欲求は5段階に理論化することができるというものです。

下から順に生理的欲求、安全欲求、社会的欲求、承認欲求、自己実現欲求になります。各階級の欲求が満たされた場合にそれぞれピラミッド式に上の階級へと上がっていき、求める欲求も変わってきます。

アルフレッド・アドラー

アルフレッド・アドラーはオーストラリア出身の心理学者で現代のパーソナリティ理論や心理療法を確立した人物です。

特に自身が確立したアドラー心理学はその考え方が話題となり、アドラーの考え方を非常にわかりやすく解説した著書「嫌われる勇気」は200万部の大ヒットを記録しました。

アドラー心理学

アドラー心理学は全ての悩みは対人関係の悩みであると仮定した上で目的論から考える心理学です。

従来の心理学では原因論といって何か問題が起きたら、その原因を探求するという考え方だったのですが、アドラー心理学では目的論といって、何か問題が起きたらそれは何らかの目標を達成するために行われたと考える心理学になっています。

ゴールドバーグ,L.R.

ゴールドバーグ,L.R.はアメリカ合衆国出身の人格心理学者です。

彼は、パーソナリティの特性論において人間が持つ様々な性格は5つの要素の組み合わせで構成されると考えました。

その理論こそが現在でも使われているビッグファイブ理論です。

ビッグファイブ理論

ビッグファイブ理論とは協調性、外交性、誠実性、開放性、精神安定性の5つの要素でその人物の性格、特徴を大体把握することができるというものです。

それぞれの要素について簡単に説明すると、

協調性:どれだけ周りに合わせて行動ができるのかという指標

外交性:は自分以外の人との関わり、新たな出会いなのどのポジティブな出来事に関してどのように反応するのかを示す指標

誠実性:自己管理能力の高さを表す指標

開放性:自分の知らない世界に対してどれだけ探究心を持って接することができるのかを示す指標

精神安定性:不安やプレッシャーなどのネガティブな出来事に対してどのような反応をするのかを示した指標

となっています。

ロバート・ザイアンス

ロバート・ザイアンスはポーランド出身の社会心理学者です。

ザイアンスは数々の学説を唱えているのですが、中でも注目されたものが、自身の名が付いているザイアンスの法則(単純接触効果)というものになります。

ザイアンスの法則(単純接触効果)

ザイアンスの法則(単純接触効果)は、何度も同じ人やものに接触することで、次第にその人やものに好意を抱くようになるというものです。

例えば、あなたが好意を寄せている人がいるとしましょう。

ザイアンスの法則でいうと、その人を振り向かせるためには、単純に会う回数を増やせば良いということになります。それだけで相手側も好意を抱くようになりやすいというものになります。

ダットンとアロン

ダットンとアロンはともにカナダ出身の心理学者です。

感情というものは、何か出来事が起き、感情を認知し、解釈する、この流れで発生すると考えられています。

例えば異性に優しくされるという出来事が起き、ドキドキして、これは恋だと気づく、このような流れです。

ダットンとアロンはこれを利用して間違った認知に誘導できると考えました。その実験こそがあの有名な吊り橋効果です。

吊り橋効果

吊り橋効果は、吊り橋を渡るような不安や恐怖を抱く場所で出会った人に恋愛感情を抱きやすくなるというものです。

この実験は高さ70mの吊り橋の上を渡るグループと、揺れない橋を渡るグループの2つに分けて行われました。

渡っている途中で女性によかったら電話してくださいと声をかけられます。その際、吊り橋を渡っている人の方が圧倒的に電話をかける人数が多かったという結果になりました。

ジェットコースターや幽霊屋敷などでも吊り橋効果は期待できます。気になっている異性がいるという方、ぜひ試してみてください。

グレゴリー・ベイトソン

グレゴリー・ベイトソンはイギリス出身の文化人類学者です。

彼は文化人類学者ですが、心理学においても応用されるある学説を発表しました。その学説はダブルバインド効果と呼ばれるものです。

ダブルバインド効果

ダブルバインド効果とはその名の通り2重で拘束されるということです。

2つの矛盾した命令をすることによって、それらに応答しなければいけないというストレスを与え、精神状態が拘束されて身動きが取れなくなることを言います。これらは現代社会でも頻繁に起きている現象です。

例えば上司に、命令通りに動けと言われたものの、次の日には自分で考えて動けと言われた、これはダブルバインドです。

矛盾する2つの選択肢によって、精神状態が拘束されています。

またダブルバインド効果は恋愛でも利用することができます。

土曜日か日曜日ご飯行きませんか?と言われると土曜日か日曜日という2つの選択になり、断りにくくなります。ぜひ使ってみてください。

フリードマンとフレーザー

ジョナサン・フリードマン 出典wikipedia

ジョナサン・フリードマンとスコット・フレーザーはスタンフォード大学の社会学者です。

彼らも先ほど紹介したグレゴリー・ベイトソン同様に心理学者ではないのですが、心理学において大きな功績を残しています。

フリードマンとフレーザーはフットインザドアの心理実験を行ったことで有名です。

フットインザドア

フットインザドアは一度OKを出した後に他の要求が来るとそれにもOKを出しやすいというものです。

例えば、「お菓子を買って」とお願いし、OKがもらえたなら「ジュースを買って」と言う。こうすればフットインザドアが働き、全ての要求を呑みやすくなります。

フットインザドアの実験はまず、安全運転と書かれた小さいステッカーを車に貼ってほしいと要求します。

その2週間後に安全運転をしようという看板を庭に立ててほしいと要求しました。すると、いきなり看板を立てるよう要求した場合に比べて、59パーセントも要求を呑んだ人が増えたのです。

フットインザドアは様々な場面で利用することができます。ぜひ利用してみてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

聞いたことのある心理学者、学説はありましたか?こんな学説があるんだと熱心に読まれた方もいるのではと思います。

ここで紹介した心理学者、学説では計り知れないほど心理学という分野は広い世界になっています。興味がある方は、どっぷりと浸ってみるのも良いのではないでしょうか。